DVDコピーサービス 会社の選び方


DVDを大量にコピーしたい!

といった場合は、私たちのようなDVDコピー専門のサービスを提供している会社に依頼することをお勧めします。
PCソフトを使えば少数のコピーはできますが、大量コピーとなると時間もかなり要します。
コピーだけならまだしも、コピーしたディスクのチェック、盤面印刷、ケース入れとなると、それはもう途方に暮れてしまうこともあるでしょう。
そういう単純作業に時間を費やすなら、本来やるべき大切なことに注力し、外注する方が得策です。

DVDコピーを業務で大量に複製する必要がある場合、一体どのような会社に依頼すればよろしいでしょうか。
ここでは、DVD、CD、ブルーレイなどのコピーサービスを提供している企業の選び方について、まとめてみました。

DVDコピーサービス 業者の選びかた

信頼品質、価格、対応力で選ぶ。

○品質含め信頼のおける会社かどうか。

スタンパーとは原盤という意味で、ディスクを成形するための型のようなものです。
信頼のおける会社かどうか、ホームページだけで判断するのは難しいかもしれません。
ただ、大事なデータの複製を託すわけですから、これはとても重要な判断基準の一つと言えます。

ここでのポイントは2つあります。
1つ目は品質、2つ目は過去実績です。

品質とは、仕上がったディスク、つまりDVD-Rにデータが複製された完成品の品質です。
書き込み用メディア(DVDーR、DVDーRW、CDーR、CDーRW、BDーR)は、製造して いるディスクメーカー各社使用している色素が異なります。
この色素の違いが、再生互換 性、データの耐久性、安定性に大きく関係しています。
データはディスクの内側から外側に向けて、データ書き込みされていくのですが、格安ディ スクの場合、ディスク外周部分が適当に作られていることも多く、それが起因となるエラ
ーも過去多くあり、今でも一部のメディアではそういう現象が見られます。

さらに、その複製に使用するディスクドライブも、どのメーカー、型番のドライブで書き 込むかによって、レーザー光の照射が微妙に異なります。
それが、DVDが再生できる、で きないの互換性に関わってきます。

私たちがDVDコピーで使用する機器は、一般的に「デュプリケーター」という機械を使用します。
このデュプリーケータは、値段もピンキリで、その値段の違いは、書き込みのエンジンスペック、搭載ドライブ数、ドライブのメーカーによって異なります。

1990年代、まだ光ディスクが出始めの頃は、音楽CD、DVDのマスターを作るとなった場合は、ディスクは国内の太陽誘電製(2014年に光ディスクから撤退)、ドライブは Pioneer製(パイオニア製)が一般的でした。

ディスクの製造メーカーが、ディスクの検査機にパイオニア製のドライブを使うのが業界標準だったため、パイオニア製のドライブを使っておけば、互換性の問題といった繊細な部分はクリアできる、という理由から使われていました。

実際私たちも、各メーカーのドライブ、ディスクを検証した結果、パイオニア製のドライブを使用して、再生互換性チェックを行ってきました。

できるだけ多くのプレイヤーで再生できるように、どのメーカーのドライブを使って、データを焼くのか。
このあたりの知見の有無が、実際のコピー作業の品質にも反映されてきます。

また、サービスの取引実積も業者を選ぶ際に重要なポイントです。
主に企業向けのサービスか、個人向けのダビングサービスか、またはアダルト専門なのか、やっている作業は似たものかもしれませんが、作業フロー、検査体制含め、品質管理 基準は全く異なります。

弊社の場合、大手企業の教育コンテンツのダビング作業から発展してきた会社で、コンテンツも教育、販促、ハウツー、書籍付録などを多く取り扱い、企業向けにサービス 実績を積ませて頂きました。

※弊社では、成人向けコンテンツの複製は全てお断りさせていただいております。

コピーは単純な作業だけに、実は奥が深い世界でもあります。
だからこそ、品質含め信頼のおけるDVDコピーサービス会社かどうか、選択基準の一つとして確認することをおすすめいたします。

⃝価格が適正かどうか。

DVDコピーの価格は、主にディスク代、インク代、ケース資材代、機器代、機器維持費、人件費、光熱費などから設定されます。

その中でもメディア代、人件費の部分は大きな要素を占めます。 どこのメーカーのメディアを使用しているかは、品質だけでなく、仕入れコスト面でも大きく影響します。

あまり知られていないのですが、同じ工場製のディスクであっても、製造ラインによっ て、品質にかなりの違いがあります。
b
とある台湾のディスク製造メーカーA社に対して、複数の日本メーカーがディスクの製造委託していますが、日本側からの技術情報、要求内容に各社違いがあるため、その結果、品質、互換性も微妙に異なっています。

一般的に、再生互換性はプレスが100%と言われ、コピーは99%と言われます。
DVDコピーの場合、規格としてはパスしてても、ディスクとドライブの互換性(相性)、 ドライブの読み取り能力の違いで、稀に再生できないケースが生まれるのはこういったところが原因となっています。

やはりきちんとしたディスクはそこまで安くない適正の価格ですし、格安メディアと比較しても外周エリアの品質格差は顕著で、優れています。

人件費とはかかっているコピー作業に要する時間です。
多くの企業がDVDコピーサービスに使用しているのは、手差し型のデュプリケーターですが、私たちは主に報映産業製の完全自動化のデュプリケータを使用しています。

これにより、コピー作業、ベリファイ(検証)チェック、NGディスクの除外が自動的に行われます。
この部分での人件費は他社より抑えられるため、料金は安く抑えられます。

その一方で、時間をかける部分もあります。
ベリファイ作業といって、コピーと同じ時間をかけて、1枚1枚全てのコピー済みディスクが元データとあっているのか照合検証を行なっております。

これにより、万が一コピーエラーが起きていても、元マスターデータと1ビットでも異なっていたら、ディスクがはじかれる仕組みになっています。
このベリファイ作業は、通常のコピー作業の2倍の時間がかかり、手間がかかるため省略している企業も多いようです。

⃝臨機応変な対応が可能かどうか?

DVDコピーのサービスは、そのサービス特質から、臨機応変な対応が求められます。
クライアントの要望で、

・少量だが、コピーガードをつけてほしい。
・納期を早めてほしい。
・デザインデータが変更になった
・ディスク盤面に1枚1枚通し番号を入れてほしい(可変印刷)
・枚数が増えたからコピーではなく、プレスを検討したい
・ケース、包装を変更してほしい。

DVDコピーに付随する、これらの要望にどれだけ応えられるか、 そこに企業の体質、スケール感が出ます。

私たちは全て自社内で制作進行しているので、急な変更にも比較的対応しやすく、実際に お客様からも助かるというお声をいただくことがあります。
一方で、マンションの一室でSOHO的にコピーサービスを提供している会社は、外注している作業の比率も高いため、臨機応変な対応が難しくなっているようです。

一概にDVDコピーサービスといっても、その作業フロー、検査体制は様々で、WEBサイトからだけでは見えてこない部分です。

いかがでしたでしょうか?
DVDコピーの業者を選ぶ際に、参考にしていただけたら幸いです。

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